よくある質問などにお答えしながら、帽子作成の現場を解説していくQandAコーナー。

今回は、糸について。

 

まずは、糸についての簡単な解説から。

そもそも糸とは、「繊維が長く線状に連続したもの。綿糸・毛糸など短い繊維を紡績したものと,生糸・合成繊維など長い繊維からなるものがある。 (大辞林 第三版 (三省堂))」です。

 

天然繊維や化学繊維などの繊維をねじりあわせる(撚る)ことで長い線上にしたものを、撚糸と呼びます。

原料の繊維から糸の状態にするまでの工程のことを、紡績といいます。繊維をより合わせて、引き延ばすという作業を行います。

以前、大正紡績株式会社様で紡績の工程を見学させていただくことがありました。

そのときの様子の写真がこちら。

549636_554510927904224_1598132237_n 150435_554510911237559_169009681_n  13873_554510914570892_120669588_n

短い繊維を紡績して作られる短繊維糸 (スパン糸)、蚕の繭などから長い繊維をより合わせて作られる長繊維糸 (フィラメント糸)と呼ばれます。

 

糸の太さをあらわす単位として”番手”という言葉を用います。

厳密には、「一定の重さに対して、長さがいくらあるか」を測定した数値ですが、

便宜上太さをあらわすという理解でよいかと思います。

数字が大きくなるほど細い糸となります。

 

 

弊社で取り扱っている糸についてご紹介します。

 

弊社では、株式会社フジックス製のキングスパンを使用しています。

DSC_0598 DSC_0565

こちらは工業用のスパン糸で、ポリエステル100%です。

一般的な縫製は60番手を使用し、厚手のものやステッチを目立たせたいものに関しては、30番手を使用しています。

DSC_0589
左が60番手、右が30番手

 

基本的には、生地と同色に近い糸で縫製していくことになりますが、指定いただければ違った色でのステッチも可能です。

 

また、洗い・染加工用として綿糸もご用意可能です。

シキボウカタン糸(綿100%)を使用しています。

DSC_0596

綿糸を使うことで生地の色落ちや染めと同じような自然な仕上がりが期待できます。

ただしこちらは常備しておらず都度発注となりますので、お時間かかる場合がございます。

 

Share

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です